私が家を買った時の話

ご案内をしているとお客様からよく聞かれることがあります。 それは。

「笠原さんはどんな家に住んでるの?」

これって私だけでなく日本中の不動産屋さんが
一度はお客様に聞かれたことがあるのではないでしょうか?

「広い庭で大きな家なんでしょぉ~?」
なんておっしゃる方がおりますが
私の場合そんな事は全然ありません!

今から20年ほど前に買った小さな中古のお家です。
本当ですよ!

他の不動産屋さんはきっと大きな家で広い庭があるんでしょうけど。
我が家はちっさい家です。

家を購入したのは子供が幼稚園に上がったころです。
ペーパードライバーである奥さんの希望で郊外の物件はすべてNG!

 

おまけに。
「特急停車駅に近く!」
「買い物・病院・銀行近くで!」
「日当たりが良くて!」
「小学校が近くて!」
「5LDK以上で!」・・他

以上の条件がクリアになる物件でないと暮らすことが出来ない
と泣き付かれてしまい。

普通こんな条件をお客様に出されたら気絶してしまう不動産業者さんも多いと思いますよ。

でもね。あったんですよ!

家探しを始め約5年。
この条件すべてをクリアーした家をついに見つけました!

その家は新築ではなく。築13年の中古物件でした。

当初は新築という希望を持っていましたが
中古と言うこと以外すべてにマッチングした家だったのです!
この条件なら中古でも奥さんは何の問題もないと言うことでした。

本来ならここで家族皆で内覧をして家族会議をするのでしょうが。
その時の私にはそんな余裕はありませんでした!

価格は勿論これを逃すともう家が買えないんじゃないか
そんな思いがしたからです。
この物件は急がないとまずい!
絶対に売れてしまう!
そう判断した私は!


何と!

内覧もせずに申し込みをしました!

え?
家も見ずに申し込み?

はい!

私家を見ないで購入申し込みをしてその二日後には契約をしました!

誰が聞いてもこいつ馬鹿か?

そう思われても仕方がない判断を私はしたのです。
でもそれくらいの判断を迫られる物件だったのです。

実は結婚をする前に既にマイホーム計画は有ったのです。
家を建てるための土地の契約直前まで行ったんです。

ところが!
先ほど申し上げた通り奥さんがペーパードライバーという事で
駅から離れた物件だった為に契約の話は破談となりました・・。

すっごく気に入った土地だっただけにショックが隠しきれませんでした。

駅からは少し離れますが
緑の多い街並みの区画整理地内の80坪の土地!
南道路で日当たりも良好で!
広いウッドデッキと吹き抜けのある
注文住宅をその土地に建てる予定でした。

しかし・・・
その夢がすべて消え去ったのです。

その時の悪夢を5年間も引きずり続けていたのです。

幸いにも私は今の家と出会い
奥さんのとんでもない条件をすべてクリアすることができ!

「特急停車駅から徒歩12分」
「南6m道路」
「5LDK」
「小学校徒歩8分」
「買い物・銀行・病院徒歩10分」

中古住宅ではありましたが
おかげさまで子供も社会人になり家族みんな幸せに暮らしています。

え?

不動産のプロでも奥さんの言いなりですって?

そりゃそうですよぉ!
私でも奥さんには敵わないのです・・。

 
プロの私が敵わないのですから
お客様のご主人さまが敵う訳ないですよぉ
ですから!

私はいつも奥様方の味方なのです!

ご主人様ごめんなさい。

奥様のご希望は絶対なのです。

でもね。
中古で買った我が家ですが仮に今の家を売りに出しても
購入時よりも高い金額で売却できる相場です。

土地の値段だけでも当時より高い取引がされる場所です。
家はボロですが。

資産価値は高いです!
プロとしての目利きは本物でした。

新築・注文住宅をご検討の方も

家族が健康で生き生きと生活できる条件は

一つではないかもいせません。


物件探しで大切なのは何なのか今一度見つめ直してみたらいかがでしょう?